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真宗大谷派大垣別院開闡寺は真宗大谷派(東本願寺)を本山とする別院です。

TEL. 0584-78-3362

〒503-0897 岐阜県大垣市伝馬町11番地

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 テレホン法話 2016年  

  放送日 タイトル 法 話
540 2016年1月1日〜 年頭のご挨拶 大垣別院輪番 岡本 学
 2016年、新しい年を迎え、皆様におかれましては益々ご清祥にお過ごしのことと拝察いたします。
 平素より、別院の護持・運営に対しましては、深いご理解と温かいご協力を賜っておりますこと、衷心より御礼申しあげます。
 すでにご承知のとおり、本年五月には、大垣教区の「宗祖親鸞聖人七五〇回御遠忌法要」が、大垣・高須両別院を会場に厳修(ごんしゅう)され、さまざまな記念行事も計画されております。皆様方のご参拝並びに各種行事へのご参加をお待ち申しあげております。
 さて、今日の寺院を取りまく社会環境は、激しく変化しています。地方の少子高齢化に拍車をかける都市部への人口流出、葬儀・法事に対する価値観の変化、家族の世代間継承の断絶など、現代社会に生きる人々の価値観の多様化が刻一刻と進む中にあって、これまで伝統されてきた寺院の在り方を踏襲(とうしゅう)するだけでは、立ち行かない状況にあるといっても過言ではありません。
 そのような中にあって、今回の御遠忌では「別院の再生」という課題を掲げております。私が昨年七月に着任して、多くの方々とお話をさせていただく機会をいただいております。そのなかで、昔は「大垣のごぼさん・高須のごぼさん」と呼んでいた、といわれる方も多くいらっしゃいました。しかし、現在では「ごぼさん」という呼称で別院を表現される機会は少なくなり、さらには、「別院」という存在すらもわからないという方も出てまいりました、
 今回の別院再生の取り組みは、単にひと昔のような、別院の賑わいを取り戻すということだけではなく、複雑な現代社会の中にあって、人との関わりが疎遠になりがちな私たちが、気軽に寄り合い語り合う、地域のコミュニティーの拠点として(つど)える「場」となるお寺、そんな「場」の創造が願われているのではないでしょうか。
 是非、皆様方の多くのご参拝・ご参加を賜りますよう重ねてお願い申し上げまして、年頭のご挨拶とさせて頂きます。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
 


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真宗大谷派大垣別院開闡寺

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