放送日 | タイトル | 法 話 | |
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558 | 2016年10月1日〜 | 第12組 傳香寺 松島海生 | |
近頃、テレビ等でこんな言葉を耳にすることが増えた気がする。 「人間は一人でも生きていける。」近年世の中はどんどん便利になってきている。携帯があれば、家にいなくても誰とだって連絡がとれる。インターネットに繋がってさえいれば、その場で様々な情報を知ることが出来る。スーパーやコンビニへ行けば、野菜やお肉が買える。だが、それらはどこかから降って湧いてくるのか。そんなことあるわけない。必ずそれらには関わっている人間がいる。野菜を育てている人や、牛や豚等の家畜を育てている人。携帯にも、その部品を作る人、部品を組み立てる人。又、それらをお店に卸す人や販売する人がいる。そういった物を購入する私達は本当に、何とも関わっていないのだろうか。今挙げただけでも多くの人が関わっている。私達は顔をあわせず、話をしていなくても必ず誰かと、何かと繋がっています。そうやって私達は誰かや、何かに日々生かされているのです。生きると言う事は、繋がるということです。 そんな人間としての在り方を親鸞聖人は「 「人間は一人でも生きていける」それは、一人もみんなによって生かされていることを、理解できていない今の私達を象徴している言葉ではないでしょうか。私達は今一度自分を省みなければならないでしょう。 |
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