放送日 | タイトル | 法 話 | |
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576 | 2017年7月1日〜 | 大垣教務所 光澤裕顕 | |
昨今、「縁」という言葉を非常によく耳にします。人々が良縁を求め、由緒ある寺社仏閣に殺到しているところからも、いかに「縁」を求めているかが分かります。しかし、これは反対になかなか望み通りの「縁」が訪れていないということの現れにもなっているのではないかと思います。では、はたして人々は本当に「縁」に出遇っていないのでしょうか。 良縁を求める姿に、一つ感じることがあります。それは「賜りたかったが賜らなかった縁」、「望んでいないのに賜った縁」これらをどう受け止めるかが、本当に大切になるのではないかということです。「縁」とは自分の思い通りに、ことが運ぶことだけだと考えていないでしょうか。このことはしっかりと確かめねばなりません。 昨今はインターネットのおかげでいろいろな夢を見ることができるようになりました。個々人SNS等を利用してたくさんの情報を手に入れることができます。 すると、自分も他の人と同じことができるはずだと錯覚してしまう。人と同じ幸せが手に入るものだと思い、そうでないと不幸せだと、自分には「縁」がないという発想になってしまいます。でもけっしてそうではないのです。一人一人の「縁」はそれぞ違うはずで、必ずしも望む形で現れるとは限りません。けれども、それを受けとめることが大切なのではないでしょうか。そうでないと、私たちは他の人の状況を 理想と異なる自分自身を受け止めるのは容易ではありません、でもそれは誰だって同じなのではないでしょうか。 人が何人か集まれば、あなたはその中の数人を |
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