放送日 | タイトル | 法 話 | |
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598 | 2018年6月1日〜 | 第1組 等覚坊 稲葉亮道 | |
時々、高校生の時に使っていた世界史の教科書を眺めることがあります。すると、 進化生物学者、ジャレド・ダイアモンド氏によると、殺し合いの原因は「我々対彼ら」にあるといいます。例えば、ナチスが六百万人のユダヤ人を 「 (『 とあります。また、『 「凡夫」は、すなわち、われらなり。 (『真宗聖典』五四四頁) と書かれています。 親鸞聖人が生きられたのは戦乱の時代です。まさに「我々対彼ら」の中で、人が殺され、差別を受け、人の尊厳が踏みにじられました。親鸞聖人はそのような時代にあって、それでも「われら」に立っていかれたのです。つまり、全ての人が悲しみや痛みを抱えた凡夫であり、同時にどんな人も尊き一人なのだと言い切っていかれました。別の言葉で言えば、私たちは「 私たち一人ひとりが「われら」に立つ。これは、仏様の願いであり、「我々対彼ら」という闇の中でたくさんの涙を流してきた人類の |
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