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真宗大谷派大垣別院開闡寺は真宗大谷派(東本願寺)を本山とする別院です。

TEL. 0584-78-3362

〒503-0897 岐阜県大垣市伝馬町11番地

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 テレホン法話 2018年  

  放送日 タイトル 法 話
601 2018年7月16日〜 本山で自分に出遇う 第17組 浄円寺 片野清道
 真宗本廟奉仕団(しんしゅうほんびょうほうしだん)として本山へ参りますと、同朋会館に宿泊します。そして、夕方同朋会館の講堂で勤行の後に、指名された数人の方が、その日その時の思いを語ります。それを感話といいます。普段は人前で話をしない方も感話が当たりますので、たどたどしい方もいらっしゃいます。元気いっぱいにお話される方もいらっしゃいます。何故今日本山に参ったかを詳しく語る方もいらっしゃいます。感話では正直な実感であれば、極端ですが、「教えがわからん」と言ってもいいのです。感話とは、自分の体験を通して、自分自身が感じたことを、出来るだけ素直な言葉で語ることだとお聞きしています。
 そして、一日の日程が終わってから同じ部屋の方々と語り合うのです。自分をさらけ出し、他者に自分を知ってもらい、また逆に他者の話を聞いて他者を知るのです。思いもよらぬところで、自分自身と同じような考えを持った方に出遇えたり、正反対の考え方の人と出遇ったりすることができます。このような出遇いから、他者を通じて自己を知ることができるのではないでしょうか。
 感話は自分自身でも知らなかった自分を知る機会です。自分のことを語る際に、良い話をしようとか、オチをつけようとか考える必要はありません。私は以前、同朋会館に泊まった際に、その点を見落としていました。お坊さんらしく何かしらの良い話をしようと考えてしまい、その時の自分を語らなかったのです。私は仏教のお勉強は苦手ですが、自分を良く見せようとしてしまいました。これでは自分に出遇うこと、他者に出遇うことができません。自分とは何者かをみつめなければならなかったのです。
 今回のテレホン法話をお聞きのみなさんも本山の同朋会館に泊まってみませんか?実は、半世紀以上も前に建設された建物ですが、ちょうど今月で改修工事が終わります。きれいになった同朋会館で二泊三日の真宗本廟奉仕団に行きませんか?


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真宗大谷派大垣別院開闡寺

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