放送日 | タイトル | 法 話 | |
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610 | 2018年12月1日〜 | 第3組 傅了寺 藤井英毅 | |
東日本大震災の際によく「絆」という言葉が使われるようになり、その後、天災が起きる度に「絆」は使われています。絆とは人と人が、つながり、助け合い、支え合う事だと私は思います。しかし、現代社会に於いては、一時的に絆が生まれても、天災が風化していくにつれて絆が薄れていき、隣にいる人を見ない事にしていませんか?周りの人が見えていますか? 私達は誰かに支えられながら生まれ、生きてきたはずです。そして、色々な人に関わり、支えられ成長してきたはずです。いつの頃からなのでしょう周りの人を思えなくなってしまったのは。 私達は、御先祖様から今日までずっと続く、つながりを生きてきました。今日の私達が有りますのも、御先祖様からのつながりがあるからです。その御先祖様からのつながりが有り、今この命を生かされている事に感謝せねばならないと思います。しかし、現代は宗教離れで法事等、御先祖様に感謝し敬う心、その場が減ってきているのが現状であります。 ある方が枕経の際に「亡くなると過去の人。居ない人の為にお金をなぜ使わないといけないの?生きている人が生活をしていくのにお金を使いたいから、葬儀は仕方ないけど、法事はする意味が解らない。」と言われた事があります。御先祖様は過去の人ではありません。御先祖様は、過去から現在生かされている私達につながりをくれた人です。そして、私達はこれから未来へつながっていく、架け橋になっていかないといけないと思います。 震災等により思い出した、人とつながる事。その絆をずっと忘れる事なく、隣の人に手を差し伸べ、今生きている事を当たり前(まえ)と思わず、人とつながっていってほしいと思います。 |
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