放送日 | タイトル | 法 話 | |
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637 | 2020年1月16日〜 | 阿弥陀様との待ち合わせ | 第11組 本龍寺 土山泰弘 |
「未来」という言葉は非常に浄土真宗と符合したものだなと感じます。未来とは「いずれきたる」と読めます。それでは、真宗的に考えてみると、何が来るということでしょうか。それは、阿弥陀様が来てくださると答えられる方が多いのではないでしょうか。 しかし、私にはそう思えません。私は「私が阿弥陀仏様と出遇う時が」くるのだと思っています。何が違うのだと思われるかもしれません。大きな違いは阿弥陀様は既に来てくださっているという点です。 これが、今の私たちと阿弥陀様との関係ではないでしょうか。阿弥陀様は必死でこちらとコンタクトを取ろうとしてくれています。しかし、こちらの不手際で出遇うことが出来ない。それなのに、電源の切れた携帯を前に「何で連絡をくれないのだ」と悩んでいるのが私たちです。では、どうすればいいのか。電源を入れればいいだけです。そうすれば簡単に連絡が取れます。 では、真宗門徒にとっての電源とは何でしょうか。他力念仏、すなわち感謝の念仏に違いないと思います。「今、○○にいるのだけれど」と電話をかければ、こちらがどこにいようと阿弥陀様はこうお答えになると思います。「ああ、そこにならもう着いているよ」と。しかし、電源が入っていなければ、出遇えるものも出遇えません。私も自身の携帯が常にオフになっていないか確かめて、生きていきたいと思います。 |
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