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真宗大谷派大垣別院開闡寺は真宗大谷派(東本願寺)を本山とする別院です。

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〒503-0897 岐阜県大垣市伝馬町11番地

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 テレホン法話 2024年  

 № 放送日 タイトル 法 話
742 2024年6月1日~ 会話の力 第7組 光明寺 堀由美子
 今日はここ最近の出来事から感じたことをお話したいと思います。
 このテレホン法話の依頼を受け、何を話そうかと思い、真っ先に浮かんだのは義父の存在でした。最高にかっこよく、最高に頼りになる義父でしたが、今年の2月8日に満73歳で亡くなりました。間質性肺炎という難病でした。私たちが当たり前のようにしている呼吸は、義父にとってはとても辛く、お経を読むことも苦しい状況でしたので、昨年の11月から義父が勤めていたお常飯(じょうはん)(月参り)を夫、義母と一緒にまわるようになりました。
 ご門徒(もんと)様はお寺の行事などで私のことを知って頂いていても、お常飯にまわるようになると、直接お話する機会も多くなるので、お互いに緊張してしまいます。そんな私の気持ちを見通しているかのように、義父が「大丈夫や!自信持っていけ!」と、苦しいながらも伝えてくれたその言葉がとても心に響きました。また、「なんとかなる!なるようにしかならん。」という言葉も、とても心に響きました。改めて言ってくれたことで、前を向こうという気持ちにさせてくれました。義父の勢いのある力強い言葉に、いろんな場面で助けられました。皆様は、何気ない言葉に勇気づけられた、「ハッ」としたことはありますか?
 義父にとっては何気ない言葉だったかもしれませんが、多くの会話の中で私が気付かされること、私を見つめ直すこと、私が助けられたことがたくさんありました。
 言葉の出遇いというのは、人との出遇いとも言い換えられると思います。私は友人の繋がりで夫と出遇い、お寺とは無縁だった人生から、今こうしてご門徒の皆様とお寺を支えていく人生を歩んでいます。
 「機縁(きえん)」という言葉があるように、各自様々な「機」があり、その縁がはたらくことで気付きになります。私にとっての機縁は、義父を始め縁のあった人たちとの出遇いと会話だと思います。お義父さん、本当に有難うございました。今後も、夫、義母と協力しあって、毎月のお常飯でお会いする皆様方と、何気ない話をたくさんする中で、皆様の力になれる存在でありたいです。


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真宗大谷派大垣別院開闡寺

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(毎月第1、3日曜日 事務所休)
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