№ | 放送日 | タイトル | 法 話 |
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750 | 2024年10月1日~ | 亡き人と向き合う大切さ | 第11組 浄休寺 竹中宜史 |
私事ですが、昨年の秋に祖母が 母親は、私が高校生の時に還浄致しましたので、母親よりも祖母と過ごす時間、育てて頂いた時間は、長く様々な生活面にて支え続けて貰っておりました。 祖母は、晩年特別養護老人ホームに2年半程入所しておりました。入所当時はコロナ感染拡大防止の為、面会は週一回、15分程度と制限がありましたが、都合がつく時は出来るだけ面会に行かせて頂きました。 当時は、祖母に会いに行き少しでも安心して貰えたら嬉しいなと思いながら施設へ向っておりました。 面会の際、毎回といっていいほど私の顔を見て「生きていてくれてよかった、会えて嬉しい」と手を叩いて喜んでいる姿が今でも印象に残っております。そんな祖母の姿を見るたび、今まで育て支えて頂いたのはこちらで、お礼を言わなければならないのは、自分の方なのにと心の中で思っておりました。面会を終え施設を後にする時には、祖母に安心して貰おうと思っていた自分の方が、実は祖母の方から思われていたという愛情の深さに毎回の様に触れ、自分がどれだけ恵まれているのかという事を考えさせられました。 過去に当院でのご法話の際、ご講師が仰られていた『生き様が老い様をつくり、老い様が死に様をつくり、死に様が死にあと様をつくる』という言葉が今でも心に残っております。 生き方が老いの 祖母が亡くなって一周忌を迎えるにあたり亡き人との生き様、老い様、死に様と向き合い、自分自身の生き方を今一度確かめていく有難いご縁として、お念仏していけたらと思います。 |
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